ざっくんのブログ

育児休業中の多動男性のブログ(男目線で気づいたことや日々の行動を綴ります)

イクメンの転職事情とジェンダーと自由の話

イクメンという言葉は好きではない。

それが当たり前の様だと思っているから。

まぁでもわかりやすいのでタイトルでは使ってみた。

 

 

私は現在育児休職中であり、その間に所属していた組織が解体となって戻る職場を失っている。

また、前業務と同じようなことをできる環境が今の会社になさそうなので転職活動を行っている。

とある企業にて選考が進んだ先、最終面接で待遇というか働き方の話が出てきた。

 

私は「残業をしない前提で成果を出すことを考えている。勤務時間については子供の送り迎えがあるので朝は遅めで、時には在宅勤務を行いたい。」という話をした。

(その会社は在宅勤務・テレワークをかなりしている会社である)

 

そうすると面接官から「答えたくなければ答えなくていいのだけれども、何か家庭に特殊な事情があるのですか?」という質問があった。

その時はちょっと違和感を感じながらも普通に回答した。つまり共働きで両親に頼れない環境であるからと。

 

 

後から考えるとやはりその質問は「普通ではない何かを感じたから」出てきたのだと思うに至った。

つまり、普通は男性がこのような働き方を希望する場合、「女性側がなんらかの事情で家事・育児を行いない状況である」という風に考えるのだと思われる。

(面接中になぜその質問をしたか聞けばよかったとあとで思った)

私が女性で同じことを言ったら反応は違うと思う。

 

 

ジェンダーというのだろうか、女性が家事育児をするものという認識が根強いと感じることが多い。

時々書いているが、育児界隈は本当に多い。

 

 

私はこの状況に強い憤りを覚えている。

もちろんこれは「僕も育児してるのにないがしろにされているーー!」というものではない

何に憤っているかというと、そういう状況を作り出すことによって「本来、仕事をしたい女性(育児家事をしたい男性)の自由を奪っている」ことだ。

 

 

私は「ママのためのxx」「xxxx(パパもね)」みたいな表現や、「お母様はどちらですか?」というような働きかけをされることで「あぁ、自分は対象者から外れているところに無理やり入っていく異質者なんだなぁ。」と感じてしまう。

割と辛い。つらみ。

 

 

私はできるだけ気にしないようにして入っていく。

けど、そういう人ばかりではなく、察していざこざを起こさないようにする人がいるのではないか?

人の心理としてスムーズに受け入れられない環境にそれでも自分がやりたいからと言って入っていけるのは少数派なのではないかと思う。

 

 

したがって、私の主張としてはこのジェンダーを押し付ける状況を何らかの手段で是正したい。そしてそれは倫理や啓蒙によるものではなく、自然にやってしまうように仕組み化したものであるべきだ、というものである。

 

+α

 

別に私はジェンダーに特に関心があるというわけではなくて、「本来、本人がやりたいと思うことがあるのに、周囲の働きかけによってその自由を奪われていること」全般が気に食わない。その理由もあるが、まぁいつか書くかもしれない。

 

 

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ここまで書いて、果たして『そういう状況を作り出すことによって「本来、仕事をしたい女性(育児家事をしたい男性)の自由を奪っている」』のが事実なのかどうか自信が持てなくなってきた。自分の憤りは正しいものなのだろうか。

 

というかエビデンスを調べていないのであくまで自分の感覚でしかない。

何かしらの調査結果を調べるべきかもしれない。

そして、状況によって自分の行動を制限してしまうのは日本人の特性なのかもしれないと思ったりもする。この辺も感覚だ。

 

 

この記事は昨日(2019年11月6日)に書いていたが、途中から上記のような懸念が頭をもたげ出し、調査してから書こうかとも思っていたがお蔵入りしそうな気もしたのでとりあえず公開しておこうと思い本日公開するものである。

 

以上