ざっくんのブログ

育児休業中の多動男性のブログ(男目線で気づいたことや日々の行動を綴ります)

atomパッケージについてあれこれ

英語の勉強をしていて結果的にatomのpackageについて勉強できたのでそのまとめ。

経緯

今日はいつも通り朝5時に起きてランニング。
風呂、朝ごはんと来て英語の勉強をしていました。
(今日始めた習慣だけど)

それで単語の勉強やらなんやらやってたんですよ。
英文を聞きながらタイピングしたりとか、見ながらタイピングしたりとか。
(効果あるのか?)

それで、最近ブログ投稿用やらメモやらにAtomを使っているのでそこに文章を打ち込んでいました。
こんな感じ。
(赤枠の所が入力してるところ。markdownで記載。右側はそのプレビュー)

f:id:yoshitsugumi:20161230152309p:plain

で、わからない単語とかもあるじゃないですか?
chromeとかだと英文選択すると、翻訳結果が出るように設定してるんですが、Atomではどうやってやるのかわからなかったので、とりあえず「atom 翻訳」「atom 辞書」とかでググってみました。

そこで見つけたパッケージがこれ。
[英和/和英の辞書を引くためのAtomパッケージ]
https://github.com/hokaccha/atom-japanese-dictionary

いつも使っているWeblioにも対応しているしええやんってことでインストール。
で使ってみたらこんな感じ。

f:id:yoshitsugumi:20161230152326p:plain

ん?右のペインにweblioの画面が出てきて、選択した単語が検索されているけどなんか高さが足りないぞ?
どこかの設定でいけるかと思いきやなさそうなのでパッケージをいじってみることにしました。

パッケージの場所

Atom > 環境設定 > 設定フォルダを開く でパッケージたちがいる場所にいけます。

f:id:yoshitsugumi:20161230152332p:plain

ここをクリックすると、新しいウィンドウが立ち上がってこんな感じになります。

f:id:yoshitsugumi:20161230152328p:plain

インストールしたパッケージたちはここに入ってるんですね。
ちなみに、このルートの.atomフォルダはホームディレクトリ?の直下にあるのでfinderでも普通に開けます。

パッケージの中の構成

f:id:yoshitsugumi:20161230152312p:plain


パッケージの中身はこんな感じになってました。
なんとなく多分、それぞれこんな感じ。

  • keymaps
    ショートカットコマンドを定義するところ。
    CSON(CoffeeScript-Object-Notation)
  • lib
    パッケージの中身。メインの内容。
    coffeescript
  • node_modules
    ライブラリ集?いろんなファイルが入ってます。
  • styles
    見た目の定義とかを書くところ。
    less(Leaner CSS)
    このフォルダは私が追加したものです。後述しますが、結果的にこのファイルを追加することでweblioの単語検索結果画面を大きく表示するように修正しました。
  • package.json
    最初に読み込むファイルを記載したり、ファイルの読み込み順を指定したりっぽい。詳細は以下を参考に。
    http://qiita.com/k2works/items/1d25888fb3a05058e48f

だいたいこんな感じ。

パッケージの中身

このjapanese-dictionaryには「ダイアログボックスによる英単語検索」「選択範囲のテキストの英単語検索」の2つの機能がありまして、lib配下の2ファイル「japanese-dictionary-dialog.coffee」「japanese-dictionary.coffee」に対応しているみたいです。

ダイアログボックスからの検索は使わないので、とりあえず「japanese-dictionary.coffee」を見てみます。

japanese-dictionary.coffee

JapaneseDictionaryView = require './japanese-dictionary-view'
Dialog = require './japanese-dictionary-dialog'
{CompositeDisposable} = require 'atom'
url = require 'url'
 
module.exports =
  config:
    service:
      title: 'Service'
      type: 'string'
      enum: ['weblio', 'alc']
      default: 'weblio'
 
  activate: ->
    @subscriptions = new CompositeDisposable
 
    @subscriptions.add atom.commands.add 'atom-workspace',
      'japanese-dictionary:open-by-selection': => @openBySelection()
      'japanese-dictionary:open-by-input': => @openDialog()
 
    @subscriptions.add atom.workspace.addOpener (uriToOpen) =>
      try
        {protocol, host, pathname} = url.parse(uriToOpen)
      catch error
        return
 
      return unless protocol is 'japanese-dictionary:'
 
      new JapaneseDictionaryView(word: decodeURIComponent(pathname.slice(1)))
 
  deactivate: ->
    @subscriptions?.dispose()
 
  open: (word) ->
    return unless word
    word = encodeURIComponent(word)
    atom.workspace.open("japanese-dictionary://word/#{word}", {
      searchAllPanes: true
      split: 'right'
    })
 
  openBySelection: ->
    editor = atom.workspace.getActiveTextEditor()
    @open(editor.getSelectedText())
 
  openDialog: ->
    dialog = new Dialog(onConfirm: (text) => @open(text))
    dialog.attach()
 

ふむ。なんのこっちゃ全くわからん。
ということで「atom パッケージ 作り方」とかで適当に検索してヒットしたサイトを見て解析する。
http://qiita.com/geek_duck/items/654919124d24fa74a0d3

おお、なんと無くわかったような。
てか画面の定義みたいなのはこっち「japanese-dictionary-view.coffee」のファイルを見たほうがよさげ。

japanese-dictionary-view.coffee

{View} = require 'atom-space-pen-views'
 
module.exports =
class JapaneseDictionaryView extends View
  @content: ->
    @div class: 'japanese-dictionary-view', =>
      @tag 'webview'
 
  getTitle: ->
    "#{@word} - #{@service}"
 
  constructor: ({@word}) ->
    super
    @service = atom.config.get('japanese-dictionary.service')
 
    atom.commands.add @element,
      'core:copy': => @webview.copy()
      'core:paste': => @webview.paste()
      'core:cut': => @webview.cut()
 
  attached: ->
    console.log "With CSS applied, my height is", @height()
    word = encodeURIComponent(@word)
    @webview ?= @element.querySelector('webview')
    @webview.src = switch @service
      when 'weblio' then "http://ejje.weblio.jp/content/#{word}"
      when 'alc'    then "http://eow.alc.co.jp/search?q=#{word}"
 
  destroy: ->
    @element.remove()
 

なんと無く読み取れるのはこんなところ。

  • viewというのを継承したクラスである
  • @content にhtmlのdomみたいなのを特殊な書き方で書く
  • getTitle はgetって書いてあるけど多分タイトルの設定
  • @tag 'webview'から、divの中にchromeのwebviewを配置してるっぽい
  • @webview.src = switch @serviceから、設定で選んだ方のwebに接続してるっぽい。その次の行のところでurlに選択した単語を引っ付けている

つまり見た目に関する定義が何もない...。

当たりをつける

ってことで、さっきのurlをよーーーく見てみる。

CSS、デザインを修正する

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なんかデザインっぽいことが書いてある。
そしてstylesってフォルダの配下にlessってファイルがあるぞ、と。

ってことで他のパッケージ見たらstylesってファイルがあって、lessってのはどうもcssのいけてるやつっぽいことが判明。

ってことでjapanese-dictionaryにもstylesフォルダをつくって、lessファイルを作成。
中身はこんな感じに。

japanese-dictionary.less

@import "ui-variables";
div.japanese-dictionary-view webview {
  height: 100%;
}

その後、ターミナルでパッケージフォルダに移動してapm installを実行後atomを再起動。

するとなんということでしょう!

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ちゃんと高さが出るように表示されました。
実際、これをやるのには2hくらいかかったんですが、このブログにまとめるほうにももう2hくらいかかりました。
なんというか、効率化していきたいですね。
はてなブログでcodeに行数表示できるのかどうかとかで結構詰まってしまった。挙句表示するのを諦めるっていう。

ちなみに、この修正って開発者に知らせてあげたほうがいいんだろうか。
githubの使い方わかんない。まぁとりあえずいいっか。

lessとかcoffeescriptとかもおいおい勉強していこうと思います。

では。